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症例紹介

Case01

診断:慢性根尖性歯周炎

Before

Case02_慢性根尖性歯周炎before

After

Case01_慢性根尖性歯周炎after

主訴 前歯に違和感が前からあって、最近ズキズキしたりしてきた。
治療内容 診査したところ、既根充歯に根管内に細菌が侵入して感染根管となり歯根の先から骨の中に細菌が侵入し免疫反応により歯周炎を起こし、根尖の骨の吸収が起きていると診断。根管治療を開始した。根管内を洗浄、拡大しMTAにて根管充填を行なった。充填後、3ヶ月ほどで痛み、違和感が再発した。根尖外部にも細菌感染が起きている可能性が高いことから、歯根端切除術を行なった。術後3ヶ月で根尖の骨の再生がレントゲンで確認され、治癒傾向にあることが確認できた。
治療期間 初回の根管治療から根管充填 2回
その後、3ヶ月後に歯根端切除術
リスク 既根充歯の再治療のため、処置時に歯根破折のリスクがある。
歯根端切除後も細かい部分に感染が残っている場合、免疫反応により炎症が再発するリスクがある。
治療後の経過 歯根端切除後は、違和感が消失し日常生活に支障がなくなった。
術後3ヶ月で骨膿で溶けていた骨が再生され、普通に違和感なく食事ができるようになった、とのこと。
費用

・初診料:15,000円
・マイクロエンド(顕微鏡を使用した根管治療・MTA含):100,000円
・歯根端切除術:50,000円
・ファイバーポストコア:33,000円
・オールセラミッククラウン:120,000円

計:318,000円

Case02

診断:う蝕 歯髄充血

Before

Case02う蝕 歯髄充血_before

After(術後1年後)

Case02う蝕 歯髄充血_after

主訴 左上の歯が欠けた。痛みはない。治療してほしい。
治療内容 診査したところ、25の歯に大きなう蝕(虫歯)があり、エナメル質の一部が欠けている状態。
歯髄には生活反応があり、自発痛や持続痛、咬合痛、など症状は認めなかった。レントゲン上でう蝕の範囲が広いことが確認でき、歯髄付近まで達していることから、V P Tによる歯髄の保存処置を計画し処置を行なった。術直後も自発痛など自覚症状は認められず、経過は良好。最終修復処置、一年後のレントゲン像でも根尖部に透過像などは認められず、歯根膜腔の拡大も認めないことから、経過は良好と確認できた。
治療期間 VPT 来院回数1回
修復処置:レジン充填 来院回数1回
リスク 処置後、歯髄の炎症反応が起きる場合がある。
症状によっては、歯の神経の保存が困難となり抜髄になる。
費用

・初診料:15,000円
・VPT:55,000円
・レジン修復:22,000円

計:92,000円

Case03

診断:15 慢性根尖性歯周炎

Before

Case0315 慢性根尖性歯周炎_before

After(術後6年後)

Case03_15 慢性根尖性歯周炎_after

主訴 だいぶ前から歯ぐきが腫れたり引いたりを繰り返している。痛みはない。
治療内容 15番の歯を診査したところ、処置歯の根管内に細菌が侵入して感染根管となり歯根の先から骨の中に細菌が侵入し免疫反応により歯周炎を起こし、根尖の骨の吸収が起きていると診断。
根管治療を開始した。根管内には非造影性の材料と異物が認め、それらの除去、根管内を洗浄、拡大しM T Aにて根管充填を行なった。その後、ファイバーポストコアで築造、オールセラミッククラウンを装着。術後6年経過、15の根尖部に認められた透過像は消失、根尖の骨の再生がレントゲンで確認され、治癒傾向にあることが確認できた。
治療期間

初回の根管治療から根管充填まで5回
コア 間接法:2回
クラウン:5回
約4ヶ月

リスク 再治療となるため、補綴物を除去しなければならない。除去にもとない歯の破折や歯根破折が起きる可能性がある。歯根破折の部位によっては、保存不可となり抜歯が適応となる。
根尖外部に感染が拡大している場合、MTAの根管充填だけでは治癒しない可能性がある。その場合は、歯根端切除術などの外科処置を検討することになる。
費用

・初診料:15,000円
・破折器具除去:55,000円
・マイクロエンド(顕微鏡を使用した根管治療・MTA含):100,000円
・コア、オールセラミッククラウン:120,000円

計:290,000円