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ケガや事故で前歯を怪我して神経が死んでしまった

前歯のケガで神経を損傷するとどうなる?

前歯のケガで神経を損傷するとどうなる?永久歯が生えた後は、歯が折れたり割れたりするケースが増えます。
8歳を過ぎると、さらにその傾向が顕著になります。
歯が折れた場合、そこから細菌が入って炎症が発生し、少しずつ神経が機能を失ってしまいます。折れていない場合でも、神経に問題が起こる場合があります。
神経に炎症が発生して機能を失ってしまった場合は、損傷した神経を除去する必要が出てくることもあります。

歯が変色する

歯に衝撃が加わると、歯が変色する場合があります。
歯の色が元に戻る場合もありますが、そのまま戻らない場合もあるため経過観察が必要です。

歯の神経が細くなる

歯に衝撃が加わると、歯の神経が通っている空間が徐々に細くなる場合があります。

歯の神経が死ぬ

歯が折れた所から細菌が侵入して感染が発生したり、脱臼などにより血液の流れが滞ってしまったりした場合は、神経が機能を失う場合があります。
歯の根が成長途中の場合は神経が機能を失う確率は低いですが、永久歯になり歯の根ができあがる中学生以上では、その確率が高まります。
機能を失った神経をそのまま放っておくと、歯の周囲の骨や歯の根に炎症が生じて溶けるリスクがあるため、早期発見・治療が重要です。
子どもの歯は歯がグラグラする状態が改善した後も、注意深く経過観察を続ける必要があります。

歯の根っこが溶ける

歯に力が加わると、歯の根が溶けてなくなってしまう場合があります。
歯がグラグラする状態が改善した後に少しずつ症状が悪化していくため、経過観察が重要です。

歯の神経が死んだのを放置すると
炎症が進行する…?

歯の神経が死んだのを放置すると炎症が進行する…?歯の神経が通っているスペースには、通常は歯髄が詰まっています。
歯の神経が機能を失うと、スペースは残ったままで、神経が乾燥して縮んだり溶けたりして体積が減り、隙間ができてしまいます。その隙間に細菌が感染すると、歯の根の先に嚢胞(膿の袋)ができたり、痛みが現れたりします。
神経が機能を失っていることが判明した時点で、既に膿が溜まっている場合が少なくないため、痛みがなくても歯の中の損傷した神経を除去し、殺菌して詰め物をしなければいけません。
今は痛みがなくても、そのまま放っておくことで慢性的に少しずつ炎症が悪化し、歯根の先に膿が溜まり続けます。歯に刺激が加わったり体調を崩したりすることが引き金となって、急に腫れやひどい痛みを引き起こす場合もあるため、気をつけましょう。

歯の神経が死んだときの治療法

歯髄再生治療

不用歯である親知らずなどの歯から歯髄幹細胞を取り出し、神経を除去した歯に移植します。象牙質や歯髄が再び作られて、歯の美しさと健康を取り戻せます。

ウォーキングブリーチ

変色した歯の裏側に穴をあけてお薬の注入を繰り返し、歯の内側から漂白する治療法です。前から見ても穴は見えません。
なお、根管を完全に塞ぎきれなかったり、治療が長い期間かかったりすることによって、歯根が吸収されてしまう場合があります。お望みの色に戻すために、被せ物や詰め物での補修が必要な場合があります。

ラミネートべニア

歯の表面を少しだけ削り、セラミックで作られた薄いプレートを装着します。歯の白さを希望通りに調整できるだけでなく、歯の大きさや形状もきれいに補正できます。

セラミック治療

歯を削って整形した後、セラミック製の被せ物を装着します。歯の白さを希望通りに調整するだけでなく、歯の大きさや形状も変えられます。